今週は、9000円近辺で一進一退の動きを想定

日経平均は上値を試すには、もう一段の円安が必要
 先週は、チャートの形としては大きな上下動となって7月26日の8328円、もしくは6月4日の8238円に対するダブル底のような形を作って、直近の高値を上回ってくると買転換となり上昇に向かうという想定をしました。しかし、週明けの10月15日(月)に8488円まで下げたものの終値では△43の8577円と850円を守り、その後はアメリカの経済指標の改善と好決算を受けNYダウが反発、ドルも買われて円安基調となり、日経平均は反発に転じました。さらに10月30日(火)に日銀金融政策決定会合で追加の金融緩和が実施されるという思惑から円安が進行し主力の輸出関連株が買い戻され、5日連続の上昇となって週末の19日(金)は9002円で引けました。上値を8700円という想定でしたが、大きく上回りました。
 先週は好材料が続出となりましたが、株価を1週間で約470円押し上げた要因は為替の円安だといえます。輸出の主力大型株に買い戻しが入り、指数に連動する大型株が買われて9000円台を回復して引けました。先週、日足では「三空」の上昇となって過熱感があるところですので、一旦下落して押し目を形成するところですが、下値では10月30日の日銀の金融緩和への期待で下げにくく、9000円近辺で一進一退の動きが想定されるところです。ここからの押し目を浅くして(8800円台)、直近の高値19日(金)の9016円を終値で抜くと9159円を試す動きが想定されます。主要企業の7~9月期の決算が本格化するために様子見ムードとなりそうです。唯一上値を試す場合は、為替が1ドル=80円を試す場合でしょう。
 週明け22日(月)は、欧米株式の下落を受けて▼128の8874円で寄り付くものの為替の円安がじりじりと進行していることで下げ幅を縮小し、後場になるとプラス圏へ浮上して△8の9010円で引けました。売買代金は1兆円を割り込みましたので、買い戻しによる上昇といえます。