午後:債券サマリー 先物は3日ぶりに反落、高値圏での調整局面に

 19日の債券市場では、先物中心限月12月限は3日ぶりに反落した。高値圏での調整で午後には一時、前週末比17銭安の144円53銭まで下落する場面も見られたが、金融緩和期待は強く、売り一巡後は再度、144円60銭台に値を戻した。自民党の安倍総裁は、日銀法の改正などとともに「日銀による建設国債引き受け」にも言及。ただ、日銀の国債引き受けに関しては「さすがに行き過ぎだろう」(市場関係者)という見方が出ている。市場には、「選挙前の発言と実際に政権に就いてからの政策は異なるだろうが、安倍氏の発言は徐々に吟味されて始めている」(同)という声もある。きょうから明日にかけ開催される日銀金融政策決定会合での政策変更は無い見通し。20日のユーロ圏財務相会合の内容なども注目されている。
 この日の先物12月限は144円65銭で始まり、高値は144円67銭、安値は144円53銭、終値は前日比8銭安の144円62銭。出来高は2兆5239億円。10年債の利回りは前日比0.010%上昇の0.735%、20年債と30年債は変わらずの1.680%と1.950%だった。