あす(21日)の株式相場見通し=円高修正一服で、小幅続落

 あす(21日)の東京株式市場は、引き続き手掛かり材料不足の中で、利益確定の売りが優勢となり、日経平均株価は、小幅続落の展開となりそうだ。
 14日の野田佳彦首相による衆院解散発言以降、継続していた外国為替市場での円高修正の動きは、やや沈静化しつつある。円安傾向がひとまず落ち着きをみせはじめたことで、短期間での急上昇への反動もあり、東京市場に高値警戒感も強まっている。市場関係者からは「日経平均株価が9200円に接近すると戻り待ちの売りが出やすい地合い」との声も出ている。
 経済指標では、21日寄り付き前の午前8時50分に、財務省が10月の貿易統計を発表する。10月貿易収支の予想中央値は3600億円程度の赤字となったもよう。前年同月は2830億円の赤字で、赤字幅は拡大する見通しで、4カ月連続となる。日中関係の悪化や、世界経済の減速で、輸出の低迷が響いている。中国国内の在庫調整圧力が強まっていることから、中国向け輸出の低迷が長期化している。