NTTが寄り付き高の後、下げに転じる、光回線値下げ報道で売買交錯

 NTT<9432.T>が寄り付き高の後、下げに転じる。21日付の日本経済新聞が「NTT東日本、西日本は光回線サービスの料金を大幅に引き下げる」と報じたことが手掛かりになっている。戸建て向けの月額料金を現行基本料金より約3割安い3600~3700円台にするとしている。高速携帯電話サービスの「LTE」の普及で、スマートフォンを通じてパソコンなどをインターネット接続する利用者が増えており、光回線の契約数の伸びが鈍化していることに対抗する措置という。寄り付きでは同社の収益改善につながるとの見方が優勢になっていたようだが、今回の措置が新規加入者向けに限定されており、光回線の解約を防ぐには既存顧客向けも料金を引き下げる必要や、NTTから光回線を借りている通信会社から回線の貸し出し料金引き下げ要請もあるとみられ、むしろ収益悪化につながる可能性から、警戒した売りが出ているようだ。

NTTの株価は9時36分現在3705円(▼25円)。