外為サマリー:午前10時 円、81円80銭前後へ大幅下落、貿易赤字拡大で円売りも

 21日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=81円80~81銭近辺と前日の午後5時時点に比べ63銭の大幅な円安・ドル高で推移。対ユーロでも同1円7銭安の円安・ユーロ高となる1ユーロ=104円83~87銭となっている。前日のニューヨーク市場では、日銀の白川総裁が自民党安倍総裁による金融緩和発言に対して否定的なコメントを行ったことを受け、一時、1ドル=81円10銭近辺に下落したが、その後、再度、金融緩和期待が膨らみ円安が進行した。ユーロでは、ギリシャ支援への進展も期待され、円安・ユーロ高となった。

 この日の朝方に発表された貿易収支は、5490億円の赤字と市場予想(3600億円の赤字)を大きく上回り、再度、円は下落基調となった。円の対ドルでの1ドル=81円80銭台は4月6日以来、約7カ月ぶり。対ユーロでの1ユーロ=104円80銭台は5月4日以来、約6カ月ぶりのこと。ともに、1ドル=82円と1ユーロ=105円が視野に入っている。ユーロ・ドル相場は同0.0024ドルのユーロ高・ドル安となる1ユーロ=1.2811~12ドル近辺で推移している。