<話題の焦点>=関心高まるネットセキュリティ、付加価値の高い商品、サービスへ

 今年10月、「遠隔操作ウイルス」に感染したパソコンから、襲撃・殺人予告が送信された事件で、警察が犯人を誤認逮捕するという深刻な事態が発生した。近年、インターネットを通じた犯罪は高度化しており、取り締まり当局がそれに対応していないのが現状だ。しかもインターネットの普及でいつ自分が被害者となるかも分かりにくい。自分の身(端末)は自分で守るしかないのだ。

 そこで、株式市場でも関心が高まっているのが「情報セキュリティ」の分野。経済産業省が今年3月にまとめた「平成23年度企業・個人の情報セキュリティ対策促進事業」(情報セキュリティの市場調査)によると、情報セキュリティの市場規模は2007年以降堅調な成長を示しており、今後も高い伸びが予想されている。特に、今回の事件で、安価なセキュリティ対策製品から、安全性を重視し、より付加価値が高い製品やサービスへ移行する動きもみられ、市場拡大も期待できる。

 アズジェント<4288.OS>、ソースネクスト<4344.T>、ジャストシステム<4686.OS>、トレンドマイクロ<4704.T>などのツールを販売する企業や、デジタルアーツ<2326.T>、セキュアヴェイル<3042.OS>、ラック<3857.OS>などサービスを提供する企業は引き続き注目が必要だ。