東京株式(前引け)=円安と海外投資家の買い観測で反発。

 21日、前引けの日経平均株価は前日比93円高の9235円と反発。東京株式市場では朝方から買いが広範囲に優勢となり、寄り後も次第高で下値を切り上げる展開が続いた。為替市場での円安進行が買いの手掛かりとなっており、特に対ユーロでの円安が顕著で1ユーロ=105円台に入るなどで自動車を中心に輸出株には大きな追い風となっている。米国株市場も前日のNYダウは小反落したものの「財政の崖」に対する不安心理が後退し、利益確定売りをこなし底堅さをみせていることから、日本株もリスク選好の動きが継続。海外投資家の株式先物買い、債券先物売の動きが観測されており、これが全体相場を支えている状況にある。

 個別にはソフトバンクが商いを伴い高く、トヨタ、ホンダなども買いを集めて上昇。キヤノン、コマツ、ファナックなども物色されている。内需では三井住友など銀行や関西電などの電力株にも買いが向かっている。半面、アイフルが出来高高水準の中で売りに押され、NTT、JR東日本なども軟調。カルビーが急落し、三菱地所、三井不動などの大手不動産も見送られた。前場の売買代金概算は5252億円、前場の値上がり銘柄数は1093、対して値下がり銘柄数は412、前日比変わらずは171銘柄だった。