EUサミットを前にして・・・

部分的な債務共通化とは?
 明日からのEUサミットを前にして、外為市場では様子見気分が広がっています。ここまで報じられている処では、イタリア、スペインから、銀行同盟やESMを通じた国債買い入れ等に関する提案が出される様ですが、ドイツは、依然として、首を縦に振るそぶりは見せていません。
 昨日、メルケル独首相が「自分が生きている間に欧州に完全な債務共通化はない」と発言しましたが、「完全な債務共通化」は認めないが、「部分的な債務共通化」なら認めるのではないかとの淡い期待が市場では囁かれ、それがユーロ相場を支えている模様です。
 この様に聞くと、何だか単なる「こじ付け」の様にも思えますが、実際に、「欧州共同短期証券」構想や、ドイツの5賢人会議から示された「共同償還基金」の設立等なら、多少の妥協点が見いだせるのではないかとの観測は有る様です。
 この辺りの話が、多少でも盛り上がる様なら、今日の海外市場では、ユーロドル、ユーロ円ともに反発し、ドル円も連れ高となる可能性がありそうです。