様子見の小動きが基本路線も・・・?

EU首脳会議への期待感高まらず!
※ご注意:予想期間は6月28日と表示されていますが、本日(27日)のロンドン・NY市場の値動きを想定した記述となります。

今週末に控えたEU首脳会議への期待感は、まったくといっていいほど高まっておりません。これにスペインの国債利回りが再び危険水域へと近づいたことで、昨日もリスク回避姿勢が優勢でした。このため幅広い通貨に対してユーロは売られる格好となり、ユーロドルは一時1.24ドル半ばまで下落、またユーロ円は98円後半へと再び売り込まれています。

国内政局の円売り < リスク回避の円買い
 一方でドル円も、わずかではあるものの続落しています。衆院本会議における民主党の造反劇は、欧州タイム序盤に79円後半まで反発する原動力となりましたが、前記したリスク回避姿勢の円買いが上回ったからです。このためドル円は、一時、20日以来の安値である79.229円(Bid)まで値を下げています。もっとも下落トレンドが形成されるほどの勢いはなく、日銀当座預金残高が過去最高水準へと達したこと、8ヶ月ぶりに上昇したケースシラー住宅価格指数当を背景に、下値は支えられ続けています。

様子見の小動きが基本路線も・・・?
 昨日広がった“EU首脳会議に向けた期待感の高まり不在”という悲観的な見方は、すでにある程度はマーケットに織り込まれた感があります。そう考えると新たな材料が浮上しない限り、ネガティブ要因として機能する可能性は低意ということになります。様子見ムードが漂うとの声が支配的となっているのは、このためです。

 もっともユーロ円の99.50円ライン付近には大量のロスカットオーダーが観測されており、同ラインの突破を仕掛ける動きが出てこないとも限りません。仮にそういう動きが見られると、ドル円の値動きが拡大する可能性も否定できないからです。このため要人発言を引き続き警戒し、投機筋の仕掛け的な動きにも注意を払いながら、様子見の小動きに留まると考えるのが基本路線といえそうです。