ユーロの下落は継続へ・・・・

頑なドイツの姿勢に変化無し
 昨日、メルケル独首相は、「連帯責任や他の多くの責任を負うことになるユーロ共同債、ユーロ共同短期債、そして欧州預金保険は経済的に間違っており、非生産的であり、またドイツの憲法にも反する」と述べられました。この発言により、28~29日開催されるEU首脳会議では、ドイツの妥協を期待する事は出来なくなり、スペインとキプロスに金融支援を行う事を、正式承認するだけの場となってしまうのかもしれません。

 欧州では、EFSFやESMによる防火壁の整備は行われましたが、スペインやイタリアが本格的な救済を要請する事になると、当然、資金が不足する事となります。その為には、ユーロ共同債やESMに銀行免許を与えて、ECBから、直接資金を融通してもらえるようにしなければなりません。しかし、ドイツは、これまで、そのいずれにも頑なに反対を貫いています。

 今日は、この後、独仏伊西の4ヶ国財務省会談が急遽行われる事になった様ですが、果たして、ショイブレ・独財務相は、何か、新たな提案をして下さるのでしょうか? 普通に考えれば、他の3ヶ国から、ドイツの対して、もう少し、態度を軟化して欲しいと懇願するのみなのかもしれず、それが明らかとなれば、ユーロドル、ユーロ円とも、再び下値を模索する展開を強めるでしょう。