いよいよ決選 ~欧州問題?

首脳会合相次ぐ?
今晩はいろいろな材料があります。

EU財務相会合では、スペインの銀行支援に関する話し合いが行われる見込みで、支援の為のお金を、EFSFから支払うのか、ESMから支払うのか?といったことを検討する見通しです。この件に関しては、あまり波乱は予想できません。一方ユーロ圏共同債についての話が出ると、ドイツなどが反対の姿勢を貫いているので、やや紛糾する可能性はありますが、これも為替相場を動かすほどのものではないでしょう。

一方、ローマでは、ドイツ、フランス、イタリア、スペインの首脳が会合を開きます。今となっては、この4か国を見ると、ドイツ、フランスが支援する側で、イタリア、スペインは支援される側、という印象しかありませんが、この4か国は、ユーロ圏のGDP上位4か国です。この4か国でユーロ圏17か国の実に3/4以上を占めているのです。

この会合では、EFSFやESMによる国債の買い取りや、ユーロ圏共同債の発行に関して、積極的な立場のフランス、イタリア、スペインに対して、反対あるいは消極的な立場のドイツという構図で、ドイツが責められることになる、と見られています。

ドイツのメルケル首相は、この会議を早々に引き上げ、ポーランドのグダニスクに飛んで、ユーロ2012サッカー欧州選手権の準々決勝ドイツ対ギリシャの観戦に向かう予定です。(九州から北海道ほどの距離です)メルケル首相はサッカーの熱烈なファンで知られることから、ドイツが勝ち進めば、今後も観戦をするのかもしれませんが、今回の対戦は実に皮肉なカードと言えるでしょう。
対戦相手のギリシャ、サマラス新首相も観戦の可能性を示唆していて、もしも観戦するならば、ハーフ・タイムにはメルケル首相と話をする可能性がある、としています。

事前の予想では優勢を伝えられているドイツですが、万が一前半戦でギリシャにリードされていた時に、メルケル首相は冷静でいられるのでしょうか?