80円台のドル円

80円台のドル円
依然としてユーロ情勢は混沌としており、金融市場は不安定な展開が続いています。

21日もムーディーズによる主要銀行の格下げが発表され、一時、S&P500種、そしてユーロが急落するという神経質な相場展開。

こうした「risk off」相場では通常、「株安、コモディティ安、ドル高、円高」の流れとなり
ドル円も上値を抑えられる傾向にあります。

ただ今回は対円でもドル買い需要が旺盛。

79円台後半には、本邦輸出企業のドル売り注文がかなり厚いというのがマーケットのコンセンサスだったのですが、21日の欧米市場ではクロス円の上昇に連れ、あっさり80円台を回復。

本日の東京市場では、久しぶりの80円台ということで本邦輸出勢が断続的にドル売りを持ち込むものの、
80.00円には欧米勢のドル買い圧力が強く、東京市場でも80円台を保持。

ロンドン市場に入ってのドル円は、バリアが設定されていた80.50円も上抜き、一時80.56円まで上値を更新しています。

欧米投資家は、日本の政局の混乱シナリオを背景に、ドル円でのドル買いを活発化させている模様。

米ヘッジファンドの目線も次第に82.00円方向に上がっており、彼らからのオプションも絡めたドル買いがドル円を押し上げており、ドル円の下値は限定的。

ドル円のボラティリティも上昇しており、当面ドル円は底堅く推移し、82円に向けて上昇する可能性が濃厚。