中国マネーの日本株買いが活発化する?! =ツクヨミ 岡野

中国マネーの日本株買いが活発化する?! =ツクヨミ 岡野
円と元の直接取引が開始されたことにより、大きく変化するのは主に2つだと考えます。

1つは両替コストが安くなること。
両替時にドルを経由させる必要が無くなり、日中貿易の拡大に繋がりそうです。

そしてもう1つは、相手国での事業展開がしやすくなること。
相手国の通貨が調達しやすくなり、事業拡大に追い風となりそうです。

では株式市場にはどうなのかという視点で見ると、ずばり中国マネーによる日本株買いが今後さらに活発化するのではと思います。中国は日本国債の買い越しが続いており、近年日本株もどんどん買い進めています。

最近の日経新聞のニュースでも、中国の政府系ファンドと見られている機関投資家が、トヨタ自動車やコマツ等の日本企業への投資を拡大していると報道がありました。2012年3月末時点で大株主となった企業は約174社、保有株式の時価総額は約3兆5,800億円でいずれも過去最高との事。

こうした中国政府系ファンド等による日本株買いは、長期ステークホルダーとして日本株の底値を支える力の一つとなりそうです。ただ中国の景気は失速気味で、最近も6/7に利下げしたばかり。中国へ積極的に事業展開している日本企業の株は、やや注意して見る必要がありそうです。