続・7月中に82円以上のドル高・円安になる理由

120日線とドル円の「安定ゾーン」
 ドルの対円相場は、今年に入ってから、おおむね米2年金利との関係が上限で、そして日米2年金利差との関係が下限といった「安定ゾーン」で推移してきたことを、これまでも何度か紹介してきました。さて、その米2年金利が示すドル上限は、FOMC後に、米2年金利上昇となったことで82円程度まで拡大してきました。
 ところで、この米2年金利が示すドル上限に、実際のドルが接近したのは、2月から4月にかけてでした。これは、ドルが120日線を大きく上回った局面とほぼ重なっていました。
 この120日線は、ヘッジファンドが重視するといわれています。その意味では、120日線をドルが完全に上回り、ヘッジファンドがドル買い戦略を本格化したことで、米2年金利が示すドル上限に迫るドル高・円安になったということではないでしょうか。
 さて、その120日線、足元では79.8円程度です。これを完全にドルが上回る動きになるなら、ヘッジファンドなど投機筋のドル買いが主導する形で、ドルは米2年金利が示すドル上限に接近する可能性があるでしょう。足元の米2年金利が示すドル上限は82円程度ということになるのですが、果たしてどうでしょうか。 (了)