じつは「失望」も「短命」のユーロ

アナロジー通りなら週末にかけユーロ高値更新だが
 電撃的なスペイン支援、そしてギリシャ再選挙を受けたユーロ離脱懸念後退。そんなユーロにとっての「希望」は2週続けて一日も持たない「短命」に終わり、「失望」に転じました。ただ一方で、その「失望」もまた、すぐに一巡、「短命」にとどまりそうになっています。
 スペインの銀行向け支援が決定したのは6月9日。それを受けて週明けのユーロは反発してのスタートになりましたが、すぐに一巡するとその日のうちに最大1.3%程度の反落となりました。「スペイン・サプライズ」は、すぐに失望に転じたわけです。
ただし、そんな「失望」の中でのユーロ反落も、早速翌火曜日には一巡。その後ユーロは対米ドルで週末にかけて高値更新となったのです。その意味では、じつはユーロの「失望」も、きわめて「短命」にとどまったわけです。
 さて、世界が固唾を飲んだギリシャ再選挙の結果は、ユーロ離脱懸念後退と受け止められました。ただそんな「希望のユーロ高」は、週明けの月曜日に一巡、その日のうちにユーロは対米ドルで最大1.4%程度の反落となりました。
 ただ、そんな「失望のユーロ安」も、翌火曜日には早速切り返す展開となっています。一週間前と同じように、「失望」も「短命」にとどまり、週末にかけてユーロは高値更新に向かうのでしょうか。
 そのためには、以前のレポートで書いたように、独政策転換などの見極めが鍵を握ることとなりそうです。(了)