ソフトバンクの円安お祭り騒動、その継続性は・・・!?

ソフトバンク買収交渉-円全面安
※ご注意:予想期間は10月13日と表示されていますが、本日(12日)の東京・ロンドン・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 スペイン格下げのリスク回避ムードも幾分和らぎかけた欧州タイム中盤に、「ソフトバンクは米携帯3位のスプリント・ネクステルを2兆円超で買収交渉」との報道が流れました。

 このため一気に円売り機運が強まり、78円を割り込んでいたドル円は反発に転じています。そして2008年2月以来の好内容となった米新規失業保険申請件数や「米国の同意なしに、日本単独で為替介入を実施することは可能」という前原経済財政相コメントも後押ししたことで、NYタイム中盤にかけて78.589円・Bidまで反発しています。

 ドル円上昇に引っ張られる格好で、その他クロス円も昨日は大きく反発しました。このため東京タイムに100円の大台割れを窺っていたユーロ円は、一気に101円後半まで急反発する動きを見せました。また先月13日以来の安値(124.739円・Bid)まで売り込まれていたポンド円も、126円台を回復する動きを見せています。

 もっともリスク回避姿勢が払拭されたわけではありませんので、そこからさらに上値を目指すといった動きには発展しませんでした。米決算発表に対する警戒感でNYダウが下落に転じたこともあり、NYタイム中盤以降は調整主体の展開となり、各通貨ともにやや値を落として昨日の取引を終えています。

ソフトバンクの円安お祭り騒動、その継続性は・・・!?
 こうした中で週末を迎える本日ですが、引き続き、リスク回避/選好に振り回される展開が想定されるところです。前述したように、昨日はいくつかの思惑の台頭が重なったことから円全面安となりましたが、これが円売り圧力として維持し続けるかといわれれば、はなはだ疑問が生じるところです。

 米国では決算発表への警戒感から4日連続でNYダウが下落しており、欧州では相変わらずスペイン・ギリシャ問題を抱えています。いずれもリスク回避へと傾斜しやすい材料であるだけに、円が買い戻されるケースも想定しておかなければならない局面といえます。大きな反発が入った直後ということで、否が応でも上方向への警戒を意識せざるを得なくなっていますので、警戒度に関しては再び下方向を高めておかなければならない局面といえるかもしれません。