S&Pのスペイン格下げ発表でユーロ売り強まる

ドル円も78円近くまで下落
昨日の海外時間には、欧州株が上昇したことからユーロが買われる場面もありましたが、NY時間終盤にS&Pがスペインを格下げしたことからユーロは急落しました。

欧州時間序盤、欧州株が下落したことからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.2850付近まで、ユーロ円は100.60円台まで下落しました。全般的にドル買いが強まったことから、ドル円も78.30円台までやや上昇しました。しかし、スペイン国債や、イタリア国債利回りが低下していたことから欧州株が反発し、ユーロ買いが優勢となって、ユーロドルは1.2910台まで、ユーロ円は101.00円台まで上昇しました。

NY時間、東京時間早朝にアルミ大手のアルコアが発表した7-9月期決算がさえないものだったことと、同社が中国経済の減速懸念を受けてアルミニウムの需要予想を下方修正したこと、石油大手・シェブロンが業績見通しを下方修正したことからNYダウは一日売られる展開となりました。リスク回避の動きで米長期金利が低下したことから、ドル円もNY時間を通してじり安となって78.10円台まで下落しました。一方ユーロはリスク回避のドル買いと米金利低下のドル売りに挟まれた形で、1.2880台まで売られた後1.2910付近まで反発してもみ合いとなりました。その結果ユーロ円は100.70円付近まで下げた後は、狭いレンジ内の取り引きとなりました。

NY株式市場引け後に、格付け大手S&Pが「スペインの格付けを「BBB+」から「BBB−」に引き下げ」「格付け見通しはネガティブ」などと発表したことからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.2870付近まで、ユーロ円は100.50円付近まで急落しました。

ユーロ売りの流れを引き継いだ東京時間にはユーロドルは1.2820台まで、ユーロ円は100.10円台まで下げ幅を拡大しています。

今日の海外時間には、独・9月消費者物価指数、米・9月輸入物価指数、加・8月貿易収支、米・8月貿易収支、米・新規失業保険申請件数、加・8月新築住宅価格指数、の発表があるほか、ECB10月月報の公表、ファンロンパイ・EU大統領、バローゾ・欧州委員長、モンティ・伊首相、イエレン・米FRB副議長、ラスキン・FRB理事、 プロッサー・米フィラデルフィア連銀総裁の講演が予定されています。
また東京でG7財務相会合が開催されますが、為替は主要議題にはならない見通しです。