スペイン、ギリシャに対する懸念が再燃

世銀、成長率見通し下方修正もリスク回避要因に
昨日の海外時間には、スペインやギリシャに対する懸念が再び強まったことや、NYダウが下落したことからリスク回避の動きが強まって、ドルと円が買われました。

欧州時間序盤、スペインのデギンドス財務相が「ECBの国債買入れプランにタイムリミットはない」「スペインにとって重要なのは改革を継続すること」と述べたことから、早期の支援要請に否定的との見方からリスク回避の動きが強まって、欧州株価が下落、ユーロ売りが優勢となり、ユーロドルは1.2900台まで、ユーロ円は101.00付近まで、ドル円も78.20円台まで下落しました。株式市場で売りが一巡してやや反発する展開となると、為替市場でもショートカバーの動きで、ユーロドルは1.2940台まで、ユーロ円は101.40円台まで、ドル円は78.30円台まで反発しました。その後もドラギECB総裁が銀行同盟の成立を急ぐなどと述べたことなどから欧州株の反発が続き、ユーロ買いも強まって、ユーロドルは1.2960付近まで上昇し、ドル売りが強まったことからドル円は78.20円付近まで下落しました。

NY時間序盤、ショイブレ独財務相が「ギリシャは、まだ義務を果たしていない」と述べたことなどから欧州株が再び下落基調となって、ユーロ売りが強まり、ユーロドルは1.2900付近まで、ユーロ円は101.00円台まで下落しました。ギリシャの地元メディアが「ギリシャは次回の支援資金を全額受け取る」と報じたことから、ユーロが買い戻される場面もありましたが、米インテルの投資判断が引き下げられ、テクノロジー株主導でNYダウが急落したことからリスク回避の動きが強まって、ユーロドルは1.2880台まで、ユーロ円は100.50円台まで、ドル円も78.10円台まで下落しました。また、この日行われたメルケル独首相とサマラス・ギリシャ首相の会談で進展が見られなかったこともユーロ売りを後押ししました。

今日の海外時間には、米・ベージュブック(地区連銀経済報告)の公表があるほか、ピーター・プラートECB専務理事、バイトマン・独連銀総裁、コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁、タルーロ・米FRB理事、フィッシャー・米ダラス連銀総裁の講演が予定されています。