スペイン支援要請を巡る思惑でユーロが上下

ドル円はレポートで上下
昨日の海外時間には、スペインの支援要請に対する期待が高まりユーロが買われる場面がありましたが、ラホイ・スペイン首相が「支援要請は迫っていない」と述べたことから反落しました。一方ドル円は米有力投資レポートの内容を巡ってレンジ内で上下し、やや円安になっています。

欧州時間序盤、スペインの支援要請に対する期待が高まり、スペイン国債利回りが低下したことを受けて欧州株価が寄り付きから上昇したことからリスク選好の動きが強まって、ユーロドルは1.2920台まで、ユーロ円は101.00円台まで、ドル円は78.20円台まで上昇しました。その後株価の上昇が一服したこととラホイ・スペイン首相が「今週末、支援要請することはないだろう」と述べたことで、リスク選好の動きも一旦収まって、ユーロドルは1.2900台まで、ユーロ円は100.80円付近まで、ドル円は78.00円台まで小反落しました。しかし、スペイン債利回りが低水準で安定していたことなどからユーロはじり高となって、ユーロドルは1.2930台まで、ユーロ円は101.00円台まで再び上昇しました。

NY時間序盤、各国株価が再び高値圏まで上昇したことなどからユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.2940台まで、ユーロ円は101.10円付近まで上昇しましたが、株価が反落したことで、ユーロも反落しました。しかしラホイ・スペイン首相が「財政再建の道筋で地方政府と合意」と述べた事や、ポルトガル政府が「明日、支援要請に関する記者会見を行う」としたことで再びユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.2960台まで、ユーロ円は101.20円付近まで上昇幅を拡大しました。しかし直後にラホイ・スペイン首相が「スペインの支援要請は迫っていない」と述べたことからユーロが反落し、NY時間午後にはユーロドルは1.2910台まで、ユーロ円100.80円台まで下落しました。
この間ドル円は、米有力投資レポートが「日銀は4−5日に開く金融政策決定会合で、追加金融緩和を決定しない見通し」としたことから77.90円台まで一旦下落しました。しかし同じレポートが「近い将来、資産買入枠を80兆円から100兆円に増額する可能性もある」としていたとの噂で買戻しが強まって、78.10円台まで上昇しました。

今日の海外時間には、ユーロ圏・9月サービス業PMI、英・9月サービス業PMI、ユーロ圏・8月小売売上高、米・9月ADP民間雇用者数、米・9月ISM非製造業景況指数の発表が予定されています。