スペイン首相の救済措置要請延期発言でユーロ売り

スロバキア首相「ユーロ圏崩壊の可能性は50%」
昨日の海外時間には、スペインのラホイ首相が「スペインは救済の条件が明らかになるまで救済措置を求めるかどうか決定するのを延期するだろう」と述べたことなどから、ユーロが売られました。

欧州時間、メルケル独首相のアドバイザーが「ECBによる無制限の債券購入は責務を損なう」「ECBによる小規模の債券購入は影響が限られるだろう」「ドイツ経済は来年縮小する可能性がある」などと述べたことからユーロ売りがやや強まって、ユーロドルは1.2530台までユーロ円は98.50円台まで下落しました。

NY時間にはいって、発表された米・7月PCEコア・デフレータと米・新規失業保険申請件数が予想よりもやや弱い結果だったことから、米長期金利が低下し、ドル売りが強まってユーロドルは1.2550台まで上昇し、ドル円は78.50円付近まで下落しました。しかし、オランド仏大統領が「利回りの拡大はECBによる介入を正当化するだろう」と述べたことからユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.2560付近まで、ユーロ円は98.60円台まで上昇しました。ところが、ラホイ・スペイン首相が「スペインは救済の条件が明らかになるまで救済措置を求めるかどうか決定するのを延期するだろう」と述べると、やや売られていた欧州株、NYダウが一段安となり、俄かにユーロ売りが強まって、IMFが「スペインから金融支援の要請はない」としたことや、スロバキア首相が「ユーロ圏崩壊の可能性は50%と見ていると述べたことも手伝って、ユーロドルは1.2480台まで、ユーロ円は98.00円台まで急落しました。

NY時間午後にはいって、アスムッセンECB理事が「ユーロは通貨としての危機には陥っていない」などと述べたことから、ややユーロが買い戻され、ユーロドルは1.2510台まで、ユーロ円は98.40円付近まで反発しました。

今日の海外時間には、米ジャクソンホールで行われる中央銀行関係者の会合で、バーナンキFRB議長の講演が予定され、QE3などが示唆されるのかに注目が集まっています。
その他独・7月小売売上高指数、英・8月ネーションワイド住宅価格、ユーロ圏・8月消費者物価指数、ユーロ圏・7月失業率、加・第2四半期GDP、米・8月シカゴ購買部協会景気指数、米・8月ミシガン大学消費者信頼感指数、米・7月製造業受注の発表と、ポーゼン・英中銀政策委員の講演が予定されています。