独憲法裁判所の判断を受けユーロ買い強まる

 
昨日の海外時間には、独憲法裁判所が条件付きながらESM、財政協定の批准を認めたことからユーロが買われましたが、翌日にFOMCを控えていることもあってNY時間は小動きとなりました。

欧州時間序盤、スペイン首相が「ECBによる国債購入について、条件を検討する必要がある」「救済が必要か見極める必要がある」などと述べたため、ユーロ売りが強まってユーロドルは1.2850台まで、ユーロ円は100.00円台まで下落しましたが、独憲法裁判所のESMなどについての発表を控え小動きとなりました。独憲法裁判所の発表が始まってしばらくすると、俄かにユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.2810台まで、ユーロ円は99.70円台まで下落したあとすぐに反発するなど乱高下しました。やがて独憲法裁判所が「条件付きでESM、財政協定の批准を認める」「ECBの国債買入れに対する異議を退ける」としたことからユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.2900台まで、ユーロ円は100.30円台まで上昇し、ドル売りが強まったことからドル円は一時77.70円台まで下落しました。さらにユンケル・ユーログループ議長が「ESMは10月8日に稼働するだろう」と述べたことからユーロが一段高となってユーロドルは1.2930付近まで、ユーロ円は100.60円台まで上昇幅を拡大しました。さらにメルケル独首相が「ドイツはユーロ圏に対して強いシグナルを送った」などと述べたことから、ユーロドルは1.2930台の高値をやや更新しました。しかし、欧州株、NYダウ先物が反落したため、ユーロ売りが優勢となって、ショイブレ独財務相が「EUの銀行監督一体化の提案を歓迎」するものの「ECBが短期で6000の金融機関の監督ができるようになることは現実的ではない」と述べたこともあってユーロドルは1.2880台まで、ユーロ円は100.30円付近まで反落しました。

NY時間にはいって、NYダウが前日比マイナス圏まで反落したことからユーロ売りが強まって、ユーロドルが1.2870台まで、ユーロ円が100.30円付近まで下落する場面もありましたが、その後は翌日にFOMCを控えていることもあって小動きに終始しました。

今日の海外時間には、米FOMCが開催されQE3が決定されるかに注目が集まっています。また米・8月生産者物価指数、米・新規失業保険申請件数、加・7月新築住宅価格指数の発表があるほかスイス国立銀行の政策金利発表が予定されています。