今日からEU首脳会議

期待外れに終わるのか?
日、明日の予定でベルギーのブリュッセルでEU首脳会議が行われます。

この会議では、域内の銀行監督の一元化、いわゆる銀行同盟の設立に関する話し合いなどが行われるます。

銀行同盟は、ユーロ圏諸国はECB(欧州中央銀行)の下に一元化された銀行監督当局を創設することですが、ドイツは全ての銀行の監督をECBが行うのは現実的ではないとして、独連銀にも権限を持たせるべきとしています。

また、ユーロ圏外のEU加盟国であるイギリスはECBの権限を縮小することを模索しています。というのも、ECBが銀行監督のただ一つの頂点となってしまった場合、イギリス政府や現在イギリスの銀行の監督をしているBOE英中銀との関係をどうするのか、といった問題が発生することと、EU諸国だけで物事が進んでしまうことへの懸念があるからです。

当初、来年1月の発足を目指すとしていた銀行同盟ですが、大幅に先延ばしになると見られ、一部では2014年にまでずれ込む、と見る向きもいます。

また、ギリシャやスペインの救済に関しては、ギリシャは時間切れ、スペインはスペイン自身が救済要請を今するつもりがないことから、話し合いを見送ると見られます。

今回のEU首脳会議には、一定程度の期待が集まっていると考えらますので、銀行同盟、ギリシャ・スペイン問題に関して、何の進展も見られなかった場合は、ここ数日の楽観的なムードでリスク選好のポジションが積み増されている可能性があるので、その巻き戻しでユーロ売りが強まると予想できます。