米大統領選!決め打ちせず、慎重に…

欧州債務懸念の蒸し返し-ユーロ売り
※ご注意:予想期間は11月7日と表示されていますが、本日(6日)の東京・ロンドン・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 米大統領選待ちの様子見ムードが漂う中、昨日はユーロが値を下げる展開となりました。

 次回支援を受ける条件となっている新歳出削減法案がギリシャ議会に提出されましたが、可決されるかどうかは依然として不透明な状況となっています。このため久しぶりに欧州債務懸念が蒸し返された格好となり、スペイン・イタリア国債利回りは上昇(債券価格は下落)、欧州株式も下落したことがユーロ売りに繋がりました。こうしてユーロ円は心理的な節目とされる103円を下抜け、そしてユーロドルはおよそ2ヶ月振りの安値となる水準である1.27943ドル・Bidまで下落しています。

様子見モード-ドル円
 一方でドル円には、様子見ムードが垂れ込めました。もちろんリスク回避姿勢はドル円にも波及し、また先週末の上昇を調整する利益確定売りも入ったことで80円前半まで値を下げる動きとなりましたが、冒頭で記したように今週最大のイベント(米大統領選)を控えるスケジュール感から積極的な売買は手控えられ、心理的な節目となる80円ラインに迫ることはありませんでした。

注目はやはり米大統領選
 こうした中で本日の展開ですが、やはり注目が集まるのは米大統領選となります。NYタイム序盤から投票が始まり、明日の東京タイムには断続的に開票結果がニュース等で報じられて来ることが想定されるところです。勢力図は直前の現時点でも「ほぼ拮抗」とされており、どちらに転ぶかは予想がつけづらい状況となっています。マーケット関係者の間では「ややオバマ有利」との見方が優勢となっていますが、それも当てにはなりません。結果は「神のみぞ知る」という状況ですので、決め打ちをせず、慎重に対応したいところです。セオリー通りであれば「オバマ勝利だとドル売り」、「ロムニー勝利だとドル買い」というファーストアクションが想定されるところですが、果たして…?

豪RBA政策金利で波乱も!?
 そして本日はもう一つ、気にしておかなければならないイベントが存在します。豪RBA政策金利です。事前予想は25bp利下げが大勢を占めており、これが豪ドルの上値を押さえています。しかしながら昨日発表された豪貿易収支はかなりの改善傾向が見られ、また小売売上高も事前予想を上回りました。このためこれらが下値を支えている感があり、仮に大勢を占める“利下げ”が見送られた場合には、一気に上方向に跳ねる可能性が残されています。米大統領選を控える様子見ムードの中での発表となりますので、急変動には注意しておきたいところです。

18:52 画像追加 ドル円日足チャート 抵抗・支持ライン