株安、米長期金利低下でドル円一時79円台前半に

中国指標好感で買戻し
昨日の海外時間には、一部で「スペインが今年、ESM救済パッケージを要請する可能性はほとんどない」と報じられたことからユーロ売りが強まりました。また米長期金利が低下したことからドル円は月初来安値を更新して79円台前半まで下落しました。

欧州時間序盤、欧州株が上昇して取引を開始したことからユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.2770台まで、ユーロ円は102.10円台まで上昇しました。しかし、一部で「スペインが今年、ESM救済パッケージを要請する可能性はほとんどない」と報じられたことからユーロ売りが強まって、スペイン国債入札が不調に終わったことも手伝ってユーロドルは1.2720付近まで、ユーロ円は101.60円台まで急落しました。その後全般的にややドル売りが強まって、ユーロドルは1.2750台まで反発しましたが、ドル円が79.80円付近まで下落したことから、ユーロ円は小動きでした。
この日金融政策委員会を行っていたBOE(英中銀)と、理事会を行っていたECB(欧州中銀)が、いずれも予想通り金融政策を据え置くと発表しましたが、相場にはほとんど影響を与えませんでした。

NY時間にはいって、理事会後のドラギECB総裁が会見で「ユーロ圏の成長リスクは引き続き下向き」などと述べたことからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.2710台まで、ユーロ円は101.60円付近まで下落しました。
つづいて「ECBは新国債買い入れプログラムを実行する準備が出来ている」「OMTは完全に効果的な防護策」「必要に応じて金融政策手段を実行する用意ある」などと述べたためユーロの買戻しが強まって、ユーロドルは1.2750台まで、ユーロ円は101.90円付近まで買い戻されました。しかし上昇していたNYダウが前日比マイナス圏となってさらにじり安となったことや、一部で「ユーロ圏財務相はギリシャ支援の決定を数週間遅らせる可能性がある」と報じられたことからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.2720付近まで、ユーロ円は101.70円台まで下落しました。

NY時間午後にはいるとNYダウの下落が続く中、全般的にドル売りが強まって、ユーロドルはやや買い戻されドル円は79.60円台まで下落しました。さらに米30年国債入札が好調な結果となると米長期金利が急落し、ドル円は79.30円台まで下落、ユーロドルは1.2750台まで反発し、ユーロ円は101.00円台まで下落しました。

東京時間に入って、発表された中国物価指標を好感したことなどからリスク選好の動きとなって円売りが強まっています。

今日の海外時間には独・10月消費者物価指数、英・9月貿易収支、米・10月輸入物価指数、米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数の発表のほか、コスタ・ポルトガル中銀総裁の講演が予定されています。