10月雇用統計発表で米経済の明るさ増すか?・・・・

大統領選にも影響のはずでしたが・・・・
 先月の雇用統計発表で、9月分失業率が誰も予想出来なかったレベルにまで下落し、GE(ゼネラル・エレクトリック)のウェルチ・元CEOが、「選挙絡みの不正の疑い」とまで評していました。

 その後、大統領選の方は、第1回のテレビ討論に於けるオバマ大統領の劣勢が響いて、支持率がほぼ同率になってしまい、今夜発表される、10月雇用統計が、最後の鍵を握る指標と先週までは市場も考えていたはずでした。

 しかし、そこに割り込んで来たのが、「サンディー」と云う名の、人ではなく、ハリケーンでした。以前、ブッシュ前大統領が、「カトリーナ」と云う名のハリケーン被害への対応に下手を打ち、それが支持率急落を招いた事から、ロムニー陣営にとっては、「神風」到来かと期待された様でした。

 ところが、今回は、オバマ大統領の「サンディー」被害への対応が「素晴らしい」と称賛されており、「神風」はオバマさんに向かって吹いてしまった様です。となると、今夜の失業率、余程大きく上昇しない限り、オバマさんに対する逆風とはならなくなったものと思われます。
米経済の明るさ増すか??
 今夜発表の非農業部門雇用者数の市場予想は12.5万人増と、前月の11.4万人増から僅かながら改善しそうです。一方、失業率は、9月分の大幅低下の反動から、7.9%へと0.1%上昇が見込まれています。しかし、昨日発表された10月ADP民間雇用者数調査が予想を上回る数字となっていた事から、非農業部門雇用者数の方は多少上ブレルとの見方が増えている様に思います。

 現在、ドル円は80円台前半で堅調な推移を続けています。今夜の雇用統計が予想通りの数字となるか、予想よりも強い数字となれば、この堅調な地合いが更に強まり、チャート上で強力な抵抗ゾーンとなっている80.60円台の上抜けを試す事となりそうです。もし、上抜けに成功すれば、81円台前半までは意外にあっさりと上昇を続けると思われますが、その後は、大統領選待ちとなりそうです。