市場のテーマ

欧州から米国へ
バンカメ・メリルリンチ銀行が毎月行っている「ファンド・マネージャーに対する調査結果」が今週出ました。私も現役時代から、この調査結果は市場のセンチメントをうまく捉えているため、いつも注意してチェックしていました。

今回の調査は10月5~11日の間に実施されたもので、269社のファンドマネージャーを対象にしています。

特に印象に残った点は2点。

1)市場の関心事
過去ずっと市場の関心事は「ユーロ圏債務危機」でした。しかし注目度は毎月減少傾向にあることがわかりました。

・ユーロ圏債務危機が市場の最大の関心事だと思う
6月調査時:65% ⇒ 9月調査時:33% ⇒ 今回: 27%

・米「財政の崖」が市場の最大の関心事になると思う
8月調査時:26% ⇒ 9月調査時:35% ⇒ 今回: 42%

先月9月の時点では関心度が30%台で推移していましたが、とうとう今月は逆転し、ファンドマネージャー達の目は欧州から米国へ移ったようです。

2)財政の崖について
市場は果たしてどの程度「財政の崖問題」を織り込んでいるか?という質問に対し、72%のファンドマネージャーは織り込んでいない と返答。つまり市場は『これから』この問題を徐々に織り込もうとしているようです。となれば、この問題解決が後手に廻れば、為替市場でもドル売りなどの動きが吹き出す可能性が残されているとも言えるでしょう。