ユーロ圏の銀行監督の一元化

月曜日は日本の貿易収支
昨日から始まったEU首脳会合ですが、一日目の話し合いは翌日未明まで続いたようです。

最近特に思いますが、欧州の首脳の皆さんは夜型なのかよほどスタミナがあるでしょうか。というのもそれなりの年齢の方々ばかりなのに、こういった首脳会合や財務相会合などでは、よく翌日の朝方まで話し合いを続け、そして数時間後にはまた翌日の話し合いを始めているのです。

さてその中身ですが、昨日のエントリーで書いたように主に銀行監督の一元化、いわゆる銀行同盟に関する話し合いが行われました。その話し合いの中で、やはり独仏の対立が浮かび上がったようです。

話し合いでは銀行監督の一元化の法的な枠組みを年内に整え、来年に入ってまず公的資金をすでに注入している銀行、次に大規模な国際業務行っている主要行、そしてすべての銀行というように段階的に一元化を実施する計画になっています。ESMの設立に関する話し合いで、銀行監督の一元化ができれば、ESMからユーロ圏国の銀行に(政府を通すことなく)直接資金を注入できるとされています。

フランスはこのことから、一元化が開始される来年第一四半期末にはESMから銀行への直接注入が可能になる、としています。

しかしドイツは、一元化がが最終段階まで実施されてから可能になるとして、2013年初めにESMからの銀行への直接注入が行われるとは考えていません。

まだまだ詳細については流動的で、今後も独仏の対立が目立つようだとユーロ圏全体に対する信任が低下する可能性があります。

さて来週月曜日、朝8時50分に日本の9月貿易収支が発表されます。市場では5500億円前後のの赤字が予想されていますが、9月の数字が発表されることから「貿易収支半期で過去最大の赤字」というような報道になると考えられます。

再来週30日の日銀金融政策決定会合では、10兆円の追加緩和が決定されると予想され、ソフトバンクによる米企業の大型買収などの話題もあり、円安要因のニュースが重なることで、貿易収支の赤字が予想よりも大きい結果となれば、ますます円売りの機運が高まると予想できます。

ただ、80円台にかけて輸出企業などのドル売り注文が並んでいることもあって、たとえ円売りが強まって円安方向の動きになったとしても、決定会合が終わって当面の材料が出尽くしたあともその動きが継続できるとは予想していません。