日本の貿易収支赤字、自民党公約を受けドル円続伸

ギリシャ支援には楽観的な見方
昨日の海外時間には、メルケル独首相やショイブレ独財務相の発言でギリシャ問題に関して楽観的な見方が拡がる中ユーロが買い戻されました。一方ドル円は、この日発表された日本の貿易統計で赤字額が予想を上回ったことや、自民党の公約を受けて円売りが一段と強まりました。

欧州時間序盤、欧州株は東京時間にユーロ圏財務相会合がギリシャ問題に関して結論を出せずに26日まで議論を持ち越したことから、下落して取引を始めました。しかしほどなくして反発を開始したことからユーロ買いが強まりました。さらに「ギリシャ首相とユンケル議長が22日にブリュッセルで会談」と報じられたことも手伝ってユーロドルは1.2790台まで、ユーロ円は105.10円台まで反発しました。その後メルケル独首相が「月曜日(26日)にギリシャ問題解決の可能性」と述べたことからユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.2810台まで、ユーロ円は105.50円台まで上昇しました。
この間ドル円は、東京時間に発表された日本の貿易赤字が予想よりも多かったことや、夕方に発表された自民党の公約で、デフレ・円高からの脱却が「最優先の政策課題」と位置付られ「官民協調外債ファンド」で外債を購入することを検討する、などとされていたことを受けて円売りが強まってドル円は82.30円台まで上昇しました。

NY時間にはいってショイブレ独財務相が「ギリシャ債買い戻し案でユーログループまとまる」「ドイツはギリシャに最大100億ユーロ(約1兆600億円)相当の国債を買い戻させる案を支持している」などと述べたことからユーロが一段高となって、ユーロドルは1.2830台まで、ユーロ円は105.80円台まで上昇しました。一方ドル円は、米長期金利が反発したこともあって82.50円台まで上昇幅を拡大しました。

NY時間午後には、翌日NY市場がサンクス・ギビングで休場となることもあって、取引高も少ない中レンジ内の動きとなりました。

今日の東京時間には、損切りと見られる大口の買いでユーロが買われました。

今日の海外時間には、EU首脳会合と欧州理事会が開催されます。また独/ユーロ圏・11月製造業/サービス業PMI、加・9月小売売上高の発表のほか、南ア中銀の政策金利発表が予定されています。