<クローズアップ>=インフルエンザ流行の兆し、対策関連銘柄を探る(1)

 今シーズンは暖冬傾向とみられていたが、ここにきて寒波が襲来、インフルエンザの流行が懸念されはじめた。通常の季節性のインフルエンザに加え、鳥インフルエンザも毎年発生・感染が報告されている。国立感染症研究所のインフルエンザ様疾患発生報告(高校生までの子どもが対象)によると11月4日現在で既に、全国で416人がインフルエンザに罹り、休校2校、学年閉鎖4校、学級閉鎖29校に上っている。

 21日の東京株式市場でも、インフルエンザ関連銘柄の代表的な存在といえるダイワボウホールディングス<3107.T>が、出来高を大きく膨らませて大幅高となり、シキボウ<3109.T>も賑わいをみせた。インフルエンザについて特段のニュースは伝えられていないものの、市場関係者からは「寒さの訪れなどにより個人投資家が敏感に反応して先回り買いを入れているようだ」との声が出ている。

 対策関連銘柄としては、例年株式市場で最も関心を集めるのがダイワボウHD。同社は、インフルエンザウイルスの数を1分間で99・99%減少させる効果を持つ抗ウイルスマスク「バリエール」を販売しているのをはじめ、防護服、エアコン用フィルターなどの開発も手掛けている。またシキボウは、50回洗濯した後でも繊維に付着したインフルエンザウイルスの感染を99・9%以上低下させる抗ウイルス加工繊維「フルテクト」を商品化。日清紡ホールディングス<3105.T>は、鳥インフルエンザ破壊複合繊維素材の「ガイアコット」を開発している。