【買い】井関農機 (6310)=向後はるみ

●注目ポイント
足元業績は好調で、11月9日に13年3月期通期連結業績の上方修正を発表しました。国内では、戸別所得補償制度の定着や米価回復で農家所得が増え、利益率が高い大型トラクターやコンバインの販売が想定以上に伸びること寄与します。

13年3月期通期連結業績は、売上高は1530億円(前期比、5.3%増)、営業利益は55億円(同、30.0%増)、経常利益は48億円(同、23.1%増)、当期純利益は32億円(同、17.3%増)と、2桁増益の見込みです。

ところで、同社は15年3月期までに海外売上比率を現在の15%から20%に引き上げるということです。国内で農機の大幅な需要拡大が難しいなか、農業の機械化が進む中国など新興国に加え、欧米でも新機種を投入します。このような方針も、市場からポジティブに評価されてくるとみています。

チャート的には、5日移動平均線(22日現在、195円)、25日移動平均線(同、185円)、200日移動平均線(同、192円)を上抜け、中期上昇トレンド入りの可能性が高まったとみています。22日終値200円でのPBRは0.78倍と、資産面からは依然として割安水準で、下値は堅いと考えます。