東京株式(前引け)=日経平均58円高の9425円、5月2日以来の9400円台回復も寄り後は伸び悩む

 26日前引けの日経平均株価は前週比58円高の9425円と3日続伸し、今年5月2日以来の9400円台を回復した。足もとの為替市場で対ユーロでの円安が進行、朝方は1ユーロ107円台に入るなど4月中旬以来の円安・ユーロ高水準にあったことや、前週末の米国株市場でNYダウが急伸し、1万3000ドルの大台を回復するなどリスク選好ムードの中で主力株を中心に買いが優勢となった。
 朝方公表された、日銀の金融政策決定会合の議事要旨で佐藤健裕審議委員が「消費者物価指数の1%上昇を安定的に達成するまで金融緩和を推進する」と表現を強める議案を提出したことなども、市場では株価上昇を支える思惑として意識されたようだ。
 ただ、日経平均株価は11月中旬以降の急速な上値追いで、目先はスピード警戒感からの戻り売り圧力も観測されており、買い一巡後は伸び悩んだ。寄り後は対ユーロでの円高修正が一服したことも、戻り売りの背景となった。
 個別にはトヨタ、ホンダなど自動車株が高く、キヤノン、ファナック、東芝なども買われた。三菱UFJ、みずほなどメガバンク株も堅調。半面、ソフトバンクが小安く、KDDI、ソニーなども軟調。三菱地所、三井不など大手不動産も冴えない。前場の東証1部売買代金概算は7039億円と高水準。値上がり銘柄数は1165と全体の7割の銘柄が上昇、対して値下がり銘柄は387、前日比変わらずは134だった。