<クローズアップ>=「ボーイング787」急増、部品供給・日の丸企業を見直す(1

 米国ボーイング社が次世代中型ジェット旅客機「ボーイング787」の受注機数が800機に達したことを発表した。今までは大型機でないと飛行できなかった距離でも787を使用すれば直行での運行が可能になることから、運行便数の拡充をにらんで世界各国の航空会社から引き合いが活発化している。数多くの部品を納入する日本の関連企業にも再度関心が高まりそうだ。

 昨年から今年にかけて航空業界はLCC(格安航空会社)へ相次ぎ参入、利用者も増加傾向をたどっており活気づいている。現在は、近距離路線を中心に就航路線が増加しているが、今後は長距離便の就航を増やすべく、いかに低コストで運行するかが目標になっている。

 そのような状況下で「ボーイング787」は航空会社にとって魅力的な存在となっている。この「787」は「757」や「767」および「777」の後継となる中型の旅客機で、機体の大半に炭素繊維を使用、軽量化を図るとともに大型機並みの長距離飛行を可能にしている。「787」を利用すれば需要のあまり多くない長距離航空路線でも中型ジェット旅客機で運行が可能になることは魅力で、昨年には全日本空輸<9202.T>が導入、米国のユナイテッド航空を含めて世界各国の航空会社が導入を始めている。