<クローズアップ>=「ボーイング787」急増、部品供給・日の丸企業を見直す(2)

 このようにボーング社では急増する需要に対応すべく増産を急いでおり米国の工場では、臨時の生産ラインや既存の生産ラインの増設に着手、これまでの月当り生産を5機から2013年末には10機へと倍増させるもようだ。この「787」は世界最先端の航空機製造技術を結集しているが、これに深く関与しているのが日本の企業群だ。ボーイング社が生産を倍増させれば、当然ながら数多くの主要部品を供給する日本の企業へも受注依頼が急増することになる。

◎東レ<3402.T>~炭素繊維を使用した複合素材では世界トップの実力を誇りボーイング社へは独占的に供給している。
◎ブリヂストン<5108.T>~タイヤで世界トップを誇っており、米ファイアストンやバンダグを買収し世界戦略を加速化。航空向けでは主・前脚タイヤを手掛けている。
◎大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>~金属チタンで世界トップを誇り航空機向けが3割を占めている。
◎日機装<6376.T>~化学用精密ポンプや人工腎臓でトップシェアを誇り航空機向けではエンジン部材を納入。
◎三菱重工業<7011.T>~燃焼機などのエンジン部品や主翼を手掛ける。
◎川崎重工業<7012.T>~エンジン部品(中圧コンプレッサー)や胴体前部、主脚格納部などを手掛ける。
◎富士重工業<7270.T>~中央翼を手掛ける。
◎ジャムコ<7408.T>~航空機用内装品(ギャレー・ラバトリー)で世界トップを誇りADP(炭素繊維構造部材)も製造。