電力株が総花的に買われる、信用売り残高水準で“踏み上げ”思惑

 関西電力<9503>T>、中部電力<9502.T>、四国電力<9507.T>など電力セクターが総花的に買われている。近く予定する電力料金の値上げ申請では関西電は12%前後で最終調整、来年4月の実施を目指すなどと伝えられているが、これが電力業界全体の値上げの方向性を示唆しているとの見方。また、選挙後に自民党が与党となった場合には原発再稼働の可能性が取り沙汰されるなど、株価の刺激材料となっている。さらに株式需給面からも「電力株はカラ売りが溜まっており思惑を呼びやすい」(市場関係者)という。直近の信用取組では関西電が売り買いがっぷり四つで信用倍率1.27倍、中部電は同0.67倍と株不足に陥り逆日歩のつく状況。四国電も同0.87倍と売り長で逆日歩がつくなど、軒並みカラ売りを呼び込んでいることも値動きの早さにつながっているようだ。

関西電の株価は12時39分現在747円(△31円)。
中部電の株価は12時39分現在1130円(△49円)。
四国電の株価は12時39分現在1139円(△83円)。