アイフルが急騰で新値更新、規制緩和の流れを追い風材料に短期資金が集中

 アイフル<8515.T>が続急伸で11月19日の年初来高値387円を払拭し新値街道に躍り出た。株価は今年1月上旬に105円の安値にあったが、そこから約3.7倍の驚異的なパフォーマンスを演じており、時価は08年の11月以来4年ぶりの高値水準に達している。同業他社のアコム<8572.T>なども続伸しており、ここにわかに消費者金融株へ物色資金が回っている状況だ。
 背景は二つ。次期政権を担う可能性の高い自民党の安倍総裁は、脱デフレを看板に掲げる中で金融緩和に前向きなコメントを繰り返しており、これが消費者金融業界にとっても調達コストの低下から収益にプラスの思惑として意識されていること。そして、もうひとつは、自民党が21日に発表した選挙向けの総合政策集で、「上限金利規制や過剰な総量規制を見直すことによって、利用者の利便性を確保するという旨を明記しており、規制強化し過ぎることで生じる経済への副作用を考慮した。これにより、これまで逆風一辺倒だった同業界のビジネス環境の改善につながるとの見方が強まった」(準大手証券調査部)ことが買い優勢の土壌となっているようだ。アイフルは信用取組でもやや買い残が勝っているものの売り買いともに高水準で、株式需給面からの踏み上げ思惑も働いているもよう。

アイフルの株価は14時10分現在388円(△33円)。