<株式トピックス>=電力株の株価動向

 26日の東京株式市場では、関西電力<9503.T>をはじめ、中部電力<9502.T>、九州電力<9508.T>、四国電力<9507.T>など電力株が軒並み大商いを伴って大幅高となった。昼ごろに「関西電力が家庭向け電気料金で11.88%、企業向けなどの自由化分野で19.23%の値上げを政府に申請することを取締役会で決めた」と伝えられ収益改善期待が高まった。
 原子力発電所停止に伴う火力発電用の燃料費負担が経営を圧迫しており、人件費や修繕費、諸経費などの削減を進めたが、吸収することができず、値上げにより収益改善を目指すことになる。ただ、上げ幅は政府の査定次第で圧縮される可能性もある。
 関西電の株価は、9月12日に年初来安値の482円をつけて以降、下値切り上げパターンで反転上昇を続けている。ここにきて注目したいのが、信用残の動向だ。売り残の増加と買い残の減少が同時に進行して、直近の東証信用取り組みは1.27倍へと急速にきっ抗状態となり取組妙味が増している。ただ、総選挙の結果によって、今後の原発を含むエネルギー政策が大きく左右される可能性があることに留意したい。