東京株式(前引け)=「ギリシャ債務削減合意」など追い風に日経平均はプラス圏維持

 27日前引けの日経平均株価は前日比35円高の9424円と4日続伸。前日の欧米株式市場が総じて軟調だったことや、為替市場で目先は対ドル対ユーロともに円安一服となっていることなどを受けて、朝方は小安く始まったが、寄り後は押し目買いに切り返した。
 為替市場では1ドル=82円台攻防、1ユーロ=106円台半ばのもみ合いと円がやや買い戻される流れとなっていたものの、円高が進行するという状況にはなく輸出株中心に買い安心感が出ている。26日に開催されたユーロ財務相会合ではギリシャ債務の削減案で合意に至ったと伝わったことも足もとユーロが買われる背景となった。ただ、日経平均株価は11月14日以降の8立会日で、20日を除きすべて高く、この間の上昇率は8.3%に達するなど目先過熱感も台頭しており、きょうも10時半過ぎを高値にその後は利益確定売りが出て伸び悩んでいる。
 個別にはソフトバンクが高く、三菱UFJ、三井住友、みずほなど大手銀行株もしっかり。NTT、JAL、ファーストリテなども物色されている。ファナック、京セラなども堅調。半面、トヨタ、ホンダなど自動車株が安く、キヤノン、コマツなども冴えない。東京エレク、デンソーなども軟調。前場の東証1部売買代金概算は6142億円。前引け時点の値上がり銘柄数は978、値下がり銘柄数は529、前日比変わらずは177だった。