ユーロ圏財務相らギリシャ支援合意でユーロ買い

円安は一服
昨日の海外時間には、この日開催されるユーロ圏財務相会合で、ギリシャ支援に関してどのような合意がなされるか見極めたいとの理由で様子見気分が強まってユーロはレンジ内での取引に終始しました。一方ドル円は各国株価が上値の重い展開となる中一時82円割れとなりましたが、売り一巡後はやや反発してもみ合いました。

欧州時間序盤、一部でフィンランド財務省当局者の話として「ギリシャ向け支援は、遅くとも12月3日のユーロ圏財務相会合で決定される」と報じられたことからユーロ買いが強まってユーロドルは1.2980台まで、ユーロ円は106.80円台まで上昇しました。しかしNYダウ先物が軟調だったことなどからリスク回避の動きが強まって、ユーロドルは1.2940台まで、ユーロ円は106.10円付近まで、ドル円は81.90円台まで下落しました。しかしコンスタンシオECB副総裁が「今日ユーロ圏財務相会合がギリシャ向け支援で合意し、救済融資の支払いが可能になると予想」と述べたことなどからリスク回避がやや巻き戻され、さらにスペイン財務相が「ユーロ圏財務相はギリシャ債務に関して合意に近い」と述べたこともあってユーロドルは1.2980付近まで、ユーロ円は106.70円付近まで、ドル円も82.20円付近まで反発しました。

NY時間序盤には、欧州株やNYダウ先物がやや下落したことから再びリスク回避のドル買い円買いが強まる場面がありましたが、欧州時間のレンジを拡大する動きにはなりませんでした。NY時間午後にかけては、ユーロ圏財務相会合の行方を見極めたいとの思惑で様子見となって、ユーロドルは1.2960台を、ドル円は82.10円台を中心とした極めて狭いレンジ内での取り引きに終始しました。

東京時間早朝「IMFとユーロ圏財務相らは、ギリシャ債務を対GDP比20%相当の新たな措置で2020年に124%に削減することで合意した」と報じられたことからユーロが急騰、ユーロドルは1.3000台まで、ユーロ円は106.70円台まで上昇しました。しかしつづいて「ユーロ圏財務相会合は依然として続いている」と報じられたことから一旦反落しましが、ドラギECB総裁が「ユーログループのギリシャに関する合意を歓迎」と述べたことからふたたびユーロが買われました。

今日の海外時間には英・第3四半期GDP、米・10月耐久財受注、米・9月S&P/ケースシラー住宅価格指数、米・11月CB消費者信頼感指数の発表のほか、フィッシャー・米ダラス連銀総裁、ロックハート・米アトランタ連銀総裁、バーナンキ・米FRB議長の講演が予定されています。