ギリシャ支援合意も好材料出尽くしでユーロ反落

米長期金利低下で円買い
昨日の海外時間には、ユーロ圏財務相らとIMFが合意したギリシャ支援策に関してメルケル独首相が「もしヘアカットのリスクがあるなら、ドイツは拒否しなければならない」と述べたことなどからリスク回避の動きでユーロが反落しました。また今日の東京時間には日経平均や米長期金利が低下していることなどから円買いが強まっています。

欧州時間序盤、東京時間早朝にユーロ圏財務相らとIMFがギリシャ支援で合意したことから欧州株価は上昇して始まりましたが、NYダウ先物が買い一巡後で上げ渋る展開となっていたことからユーロも上値の重い取り引きとなりました。その後フィッシャー米ダラス連銀総裁が「FRBは量的緩和に上限を設けるべきである」と述べたことからNYダウ先物が下落を始め欧州株も反落したことや、OECDが「ユーロ圏経済成長見通しを2年連続のマイナス成長に」などとしたこと、「スペイン中央政府の1ー10月の財政赤字はGDP比率 4.13%」と発表されたことなどからリスク回避の動きとなって、ユーロドルは1.2930台まで、ユーロ円は106.10円台まで、ドル円も82.00円台まで下落しました。しかし欧州株が反発する動きとなるとユーロドルやドル円も買戻しが優勢となりました。

NY時間序盤、欧州時間終盤の流れを受けてユーロドルは1.2960台まで、ユーロ円は106.50円台まで、ドル円は82.10円台まで反発しました。発表された米・10月耐久財受注が予想を上回る結果だったことからドル買いがやや強まる中、メルケル独首相が合意されたギリシャ支援策について「もしヘアカットのリスクがあるなら、ドイツは拒否しなければならない」と述べ、さらにドイツの野党指導者がギリシャ融資実施をめぐる議会採決の先延ばしを主張したことからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.2910台まで、ユーロ円は106.10円台まで下落し、ドル円は82.20円台まで上昇しました。

NY時間午後にはいると、各国株価が反発したことなどからユーロも買戻しが優勢となって、ユーロドルは1.2940台まで、ユーロ円は106.40円台まで反発した後狭いレンジ内でのもみ合いとなりました。

東京時間にはいってから、日経平均が弱含む中、エバンズ米シカゴ連銀総裁が緩和策の継続に積極的な発言をしたこともあって米長期金利が低下したことなどから円買いが強まっています。

今日の海外時間には独・11月消費者物価指数、米・10月新築住宅販売件数の発表のほか、米・ベージュブック(地区連銀経済報告)の公表とタルーロ・米FRB理事、ジョーダン・スイス中銀総裁の講演が予定されています。