売買チャンス!?大きな幅のレンジ相場・・・

材料出尽くしで一服-ユーロ安
※ご注意:予想期間は11月29日と表示されていますが、本日(28日)の東京・ロンドン・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 ギリシャ支援がユーロ圏財務相会合で合意されたことを背景にユーロ買いが進行する場面も見られましたが、一日を通して見るとユーロ売りが目立つ展開でした。

 好材料と裏腹のユーロ下落ですが、「すでにマーケットは織り込み済」というセオリー通りの動きであったと共に、民間が保有するギリシャ国債の買い戻しについて「詳細が詰められていない」との不透明感が台頭したことが要因として挙げられるところです。さらに「独立派が勝利」したスペイン・カタルーニャ州の政情不安も、足を引っ張った感が否めないところです。このため1.30ドルの大台を一時回復していたユーロドルは、1.29152ドル・Bidまで値を下げました。また107円ラインまで後一歩というところまで上昇していたユーロ円も、106.116円・Bidへと反落しています。

安倍発言・米経済指標好調も、上値は重い-ドル円
 一方でドル円は「東京タイムの安倍発言」と「予想を上回るNYタイムの米経済指標」を背景に、82円半ば付近まで反発する動きが見られました。しかしながら前者は“賞味期限切れ”の感があることから反応は鈍く、そして後者は「財政の崖」回避に向けた進展が見られないことからくるリスク回避のドル買いも後押ししたものの、同じくリスク回避から来る円買い圧力に上値を押さえられたことで、上値は限定されました。

リスク回避へ傾斜しやすい環境
 こうした中で本日の展開ですが、リスク回避姿勢へと傾斜しつつあることには注意が必要です。マーケットが探している次のテーマはまだ確定していませんが、ギリシャ支援の合意に伴った安堵感が既に剥落している中、“南欧の債務問題のネガティブ面”と“先行きが見えない「財政の崖」問題”へと傾斜しつつあるように見えるからです。

 次のギリシャ国債償還(来月12日)の詳細は依然として不透明であり、陰に隠れていた感のあるスペイン情勢にも再び目が向かい始めています。また「財政の崖」回避に向けた交渉には何らの進展も見られない中、安倍発言の円安効果は薄れつつあります。こうした状況はリスク回避フローが発生しやすく、短期筋が仕掛けてきてもおかしくありません。

売買チャンス!?大きな幅のレンジ相場・・・
 テクニカル的に見ると、81.80-50円にかけて分厚いドル買いオーダーが展開していると共に、82円半ばから上にはかなりのドル売りオーダーが散見されています。かなりの幅が見られますが、裏を返せば仮に短期筋が仕掛けたとしても、“レンジ内での推移”のままで“トレンド転換”は伴いません。さすがにレンジブレイクには大きな材料・パワーが必要ですが、その手前までであればそこまでのパワーは必要ありません。そしてブレイクするところまで持っていければ、さらに大きな変動の可能性も期待できます。仕掛けて来やすい状況であることに、注意しておきたいところです。