東京株式(前引け)=米株安や円高受け利益確定売りで79円安

 28日前引けの日経平均株価は前日比79円37銭安の9343円93銭と5日ぶりに反落した。前日の米株式市場が「財政の崖」問題懸念して下落したことや、為替市場で円相場が1ドル=82円台前半と円安が一服したことを受けて、朝方から主力輸出関連を中心に幅広い銘柄で売りが先行する展開となった。朝方の売り一巡後は、最近の上昇基調に乗り遅れていた投資家の買いが入ったほか、海外ヘッジファンドとみられる株価指数先物への買いが断続的に入ったことから9400円台に戻す場面もあったが、円相場が1ドル=82円を割り込むなど円高に振れたことから、目先の利益を確保する売りの圧力が強まり、日経平均株価は再び下げ幅を拡大する展開となった。
 個別では、売買代金上位の主力株には値下がりするものが目立ち、トヨタ、キヤノン、東芝、ホンダ、野村、三井住友、三菱UFJなど自動車、ハイテク、金融といったところが売られ、ソフトバンク、アイフル、関西電なども冴えない。半面、ディエヌエー、NTT、ファーストリテ、アステラス薬など内需関連が買われ、ジンズメイト、オリジン、アイロムHDなど個別に材料の観測された銘柄や、仕手性の強い銘柄の一角も高い。前場の東証1部売買代金は概算で4951億円、売買高は同8億9909万株。前引け時点の値上がり銘柄数は371、値下がり銘柄数は1182、前日比変わらずは120だった。