<クローズアップ>=「橋梁セクター」をマーク、「公共投資関連株」人気に乗る(1)

 次期政権による経済対策への期待が高まるなか、震災復興の観点からも改めて公共投資関連株に関心が集まっている。先行して大手ゼネコンや道路株が上昇しているが、今後も関連銘柄全般へ人気波及が予想され、ここは橋梁セクターをマークしておきたい。材料性が強く、さらに値動きの軽い銘柄が多いことから、前年末から年初の大相場の再現を期待する市場関係者も多い。

 首都高速道路会社は1兆円規模の大規模改修を検討している。2002年度以降見つかった損傷が累計で約26万件、09年度末時点でうち約9万7000件が未補修だったという。大規模に改修していく必要があり、有識者による委員会を立ち上げ調査を進めている。建て替えや大規模な更新が必要な場所、改修場所や方法を絞り込み、近く提言するという。

 首都高の総延長は約300キロメートルあり、トンネルや高架橋が約9割を占めるが、特に傷みが激しいのは高架橋で、01年度からの10年間での累計の損傷カ所は築40年以上の部分で約7万件に上ったという。横羽線など築40年以上の構造物は約90キロメートルと全体の約3割を占め、築30年以上まで含めると全体の5割近くになる。