円安もそろそろ一服?

円安もそろそろ一服?
ドル/円は11月14日に野田首相が解散を示唆して以降、次期首相の有力候補とされる自民党の安倍総裁が金融緩和に対して強い意欲を示唆する発言をするたびに、政権交代後は日銀に対する追加緩和圧力が強まるだろうとの思惑から円売りが強まり、22日には82.83円と4月4日以来の高値を付けた。

ただ、その後は上値が重い状態。昨日については、安倍自民党総裁が日銀の「物価安定の目途」について、現行の「1%目途」ではなく「2%の目標」とするように求めたいとしたものの、これに対する円売りはかなり限られた。

さらに、米国の主要経済指標についても予想を上回る好結果が相次いだにも関わらず、ドル/円の上値は抑えられていた。

もはや円売り材料にもドル買い材料にも反応しにくくなっている様子から、ドル/円相場には高値警戒感が拡がっている可能性が指摘される。

東京市場の午前のうちは81.80円前後で底堅さを見せているが、ここを割り込むと一段安となりそうだ。

その場合、まずは81.50円で下げ止まるかどうかがポイントだが、下抜けてしまえば次の下値目途としては81.00円や20日移動平均線(執筆時点:80.89円)が挙げられる。