総選挙でますます広がる投資格差!?

総選挙でますます広がる投資格差!?
今回の総選挙、日本経済への影響は?

株式相場や為替相場は既に12月16日以降の自民党の政策が実現していくことを意識した展開になっています。

しかし現実問題として、どんなに自民党が勝ったとしても、自民党単独ではなにも決められません。

特に来年7月の参院選挙までは間違いなくねじれ状態が続き、すんなりといろいろな政策が進んでいくとは思えません。

ましてや今回の選挙で維新の会が躍進すれば、参議院でほとんど議席を持たない維新の会によって、ますます政府は政策を決めていく決定力、実行力に欠き、混迷を深めてしまいます。

まだかなり選挙の結果次第で大きく変わる不確定要素が強いのです。

政策の実現にはいくつも超えなければいけないハードルが!

民主党政権が3年間も日本を混迷させてきたため解散総選挙の流れが決まって一気に状況が変わったように見えます。長いトンネルが続いたため、一縷の望みを今回の総選挙にかける気持ちが盛り上がるのは当然と思いますし、その期待感の現れが今の相場を動かしています。

しかし、まだまだ希望的観測の域をでません。いろいろな政策の実現には数多くのハードルが待っています。

今の株式相場や為替相場は安倍自民党総裁の言動によって大きく動いたりしますが、実際に選挙が終われば、その実現可能性が困難なことを失望していく展開も意識した方が良さそうです。

単独ではどこも過半数を取れず、政策ごとに協調していくのが現実的なシナリオ

参議院議席数は242議席に対し自民党は83議席、過半数には遠く及ばず、公明党の19議席を足しても102議席で過半数に20議席も足りません。

衆議院で自公で過半数を取れたとしても来年7月までは政策の実行は簡単にいきそうもなく、ましてや第三局が台頭し自公が過半数割れということになると政策の実行は更に非常に難しい局面に陥りそうです。

ましてや日銀法改正などは実現には相当のハードルがありそうです。

今までの政治が失望ばかりであったので、あたかもバラ色になったように見えますが、円安がどんどん進み、金融もどんどん緩和され、株も一本調子に上昇していくような楽観論はまだかなり疑問符を持って見ていった方がよいように思えます。

ただ、今まで政治が日本経済や株の足を引っ張ってきたのも事実ですし、今よりも悪くなることはなく、だんだんと良くなっていくシナリオになることは間違いなさそうです。

特に政権の枠組みが決まり、政策実行力のある状態になれば、外人投資家の買いも継続的に入っていき、息の長い相場になることが期待できましょう。ただ、維新の会の躍進はかえって不安定要素を強くしそうで、自公政権による安定運営が最も株式相場には好感され、よく受け止められそうです。

ますます投資格差は拡大していくことが想定される!

株式市場も為替市場も金融市場も徐々に日本経済にプラスの働きをしそうです。 過度に楽観はしませんが、世界的な金融緩和の流れや、欧州危機からの脱却、日本のみならず中国、米国の政局の変化などから「今」は激動の時代のまっただ中にいます。

歴史が大きく動いている「今」だからこそ、チャンスは非常に大きいのです。

それはビジネスにおいても投資においても非常にチャンスに富んでいるのが「今」ではないでしょうか?

ただ、激動の時代なだけに格差が大きく開きやすいとも言えます。

この投資格差は何によって開いてくるのでしょうか?

一つは銘柄選択です。この3ヶ月を見ても銀行株を買うのかガンホーを買うのかでは全くパフォーマンスが変わっています。片や数%の上昇、片や3倍と大変な開きが出ています。「どの銘柄」を「いつ」買うかによって大きな投資格差が開き、今後一層選別色を強めそうです。

二つ目には売買方法です。その都度、適格な売買を行っていくことで全くパフォーマンスは変わっていきます。ネクソンからDeNAへの銘柄入替、DeNAから一部ガンホーへの銘柄入替で何も売買しなかったケースとでは何百万円も違いが出てきたのが現実です。その都度、適切な売買をすることによってパフォーマンスは大きく変わっていきます。

今後も投資格差はますます開いて行くのではないでしょうか?!