午後:債券サマリー 先物は大幅続伸、一時144円80銭と9年5カ月ぶりの高値に

 28日の債券市場では、先物中心限月12月限は大幅続伸。後場の引け際に前日比18銭高の144円80銭と2003年6月以来、約9年5カ月ぶりの高値をつけた。現物市場では10年国債が0.715%と7月26日以来、約4カ月ぶりに年初来の最低水準を更新した。米国市場で「財政の崖」の協議に進展がみられないことや欧州ではギリシャ支援への楽観論にトーンダウンが見える。為替市場では、円高・ドル安が進み、株式市場も日経平均株価は大幅安となった。ただ、「特に目新しい材料はなく、債券が買われる要因は需給面が大きいのではないか」(市場関係者)という見方が出ている。足元の国債の新規発行は細り気味の一方、国債の償還に向けポートフォリオ調整のための新たな買い需要が出ていると見られている。
 先物12月限は144円70銭で始まり、高値は144円80銭、安値は144円68銭、終値は前日比17銭高の144円79銭。出来高は2兆1339億円。10年債の利回りは前日比0.015%低下の0.715%、20年債は変わらずの1.665%、30年債は同0.005%低下の1.925%だった。