外為サマリー:円は対ドル・ユーロで反落、安倍発言に改めて注目

 29日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=82円01~02銭近辺と前日の午後5時時点に比べ15銭の円安・ドル高。対ユーロでも同41銭の円安・ユーロ高となる1ユーロ=106円19~23銭と下落している。朝方に安倍自民党総裁が「2%の物価目標に達するまで無制限の金融緩和をする」と発言したことを受け、円安の流れが強まり、一時、1ドル=82円22銭まで下落した。ただ、その後、買い戻しが入り円は上昇、1ドル=82円台での攻防となった。
 前日のニューヨーク市場は、10月の新築住宅販売件数が予想を下回ったものの、「財政の崖」問題に関する楽観的な発言が出たことを受け、82円近辺へドル高・円安が進んだ。対ユーロでも円は対ドルで売られた動きに連動し1ユーロ=106円台へのユーロ高・円安となった。市場では、この日の夜のインターネットサイトでの野田首相を交えた党首討論への関心が高まっている。ユーロ・ドル相場は同0.0021ドルのドル安・ユーロ高となる1ユーロ=1.2943~44ドル近辺で推移している。