東京株式(前引け)=欧米株高、円安基調を背景に切り返す展開

 29日前引けの日経平均株価は前日比61円高の9369円と反発。前日の欧米株式市場が総じて堅調、米国株市場では「財政の崖」問題の進展期待を背景にNYダウが3日ぶり反発しており、これを引き継いで東京株式市場は買い優勢でスタートしたが、その後は戻り売り圧力も顕在化し伸び悩む展開となった。
 為替市場では、1ドル=82円台攻防、1ユーロ=106円30銭近辺の推移と対ドル、対ユーロともに円安水準でもみ合っていることも輸出株などを中心に下値を支える材料となっている。
 ただ、アジア株式の動向なども横目に神経質な展開も余儀なくされ、低迷を続ける上海株式が一時年初来安値を更新するなどで買いの気勢が削がれる場面もあった。その後は同市場が切り返す動きをみせており、日経平均株価もバランスを立て直している。
 個別には円安を追い風にトヨタ、ホンダなどの自動車株が堅調、アイフルも買い一巡後に伸び悩むも買いが優勢。キヤノン、ファナック、コマツ、日立なども物色されている。一方、ファーストリテイリングが軟調、古河スカイ、アイロムHDなどが大幅安、ヒューリックなども売られている。前場の東証1部売買代金概算は4444億円と低調だが、前場の値上がり銘柄数は1162と全体の7割の銘柄が上昇している。対して値下がり銘柄数は340、前日比変わらずは162銘柄だった。