昨日のレンジ相場は、やはりチャンスでした。本日も…?

“往って来い”-ドル円・ユーロ円
※ご注意:予想期間は11月30日と表示されていますが、本日(29日)の東京・ロンドン・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 昨日は東京タイム序盤からリスク回避の円買いが台頭したものの、NYタイム中盤以降は一転して巻き戻される“往って来い”となりました。

 「追加支援は合意されたものの、まだ拭い切れない欧州(ギリシャ)の懸念」と、そして「『財政の崖』回避を巡る米国の先行き不透明感」が、リスク回避フローを先行させたからです。こうしてドル円は82円ラインを割り込み、そしてユーロ円は105円前半まで大きく下落しました。

 しかしながらベイナー・米下院議長(共和党)が「歳出削減を伴えば歳入について協議する用意がある」とコメントするなど、NYタイム中盤には『財政の崖』回避に向けた協議の進展に楽観論が台頭しました。米地区連銀経済報告〈ベージュブック〉が好内容であったことも、こうした動きを後押しした感があります。マーケットはリスク回避姿勢を緩め、ドル円は82円前半へ、そしてユーロ円は106円半ばへと大きく買い戻されて、昨日の取引を終えています。

上へ下へと揺れ動く展開
  こうした中での本日の展開ですが、引き続き、リスク回避/選好のトレンドが明確に定まらない展開が想定されるところです。

 米『財政の崖』回避に向けた楽観論が昨日は台頭しましたが、協議についてはまだまだ時間がかかると見られるところです。このため現時点において楽観視するのは、あまりにも早計と見られるところです。一方で欧州債務問題は一段と長期化しつつあり、リスク回避/選好のいずれかに決め打ちできる状況ではありません。このためどちら方向にも思惑が存在しており、上へ下へと揺れ動く展開が想定されるからです。

昨日のレンジ相場は、やはりチャンスでした。本日も…?
特に今週は月末に当ることから、利益/損失確定のオーダーが方向性をよりわかりにくくする可能性も考えられるところです。これに不安定な思惑が重なると、上・下共に値が跳びやすくなる可能性が高まりますので、もうしばらくは「方向感の定まらない」「不安定な地合い」の中で「幅の広いレンジ相場」を繰り広げると考えておきたいところです。