<話題の焦点>=米国向け、日本車販売シェア着実に拡大

 日本車の中国国内販売低迷長期化が懸念されるなか、米国向けが日本の自動車メーカーの収益を支えていくと期待されている。

 富士重工<7270.T>は米国販売会社のスバル・オブ・アメリカが10月までの10カ月で前年の年間販売実績を超え、今期業績予想を上方修正。年内の北米での生産能力増強を検討するなど、中国市場に重点を置いてきた他社とは一線を画す結果になった。

 米国市場で日本車の販売シェアは着実に回復している。民間調査会社のオートデータ社によると、10月の米国新車販売はトヨタ<7203.T>とホンダ<7267.T>が6カ月連続で前年同月実績を下回り、日産も5カ月連続減少になったが、トヨタはクライスラーを抜いて3位に浮上、ホンダが4位、日産は5位につけた。販売減少は円高のダメージが大きかったということだろう。

 1~5月の日本車の販売台数は5カ月で前年6~12月を24.4%上回る突出した伸びを示している。同期間の米ビッグ3は7.7%、欧州車9.8%、韓国車5.7%増といずれも市場全体の伸びを下回った。日本車は他国車のシェアを奪い、前年の35%から12年1~5月は37.4%へ大きく上昇している。