<私の相場観>=いちよしアセットマネジメント・執行役員兼運用部長 秋野充成氏

 株式市場は、大幅にディスカウントされた状態にあり、円は過大に評価された水準にある。この状況を生み出しているのがデフレであり、市場は”脱デフレ”政策を待望している。

 自民党の安倍総裁の発言が市場の関心を呼んだが、今回の衆院選を経て安倍自民党が政権を取ればデフレ対策に本腰を入れることが期待される。
 注目点は、今回の選挙で衆参両院のねじれを解消し、政治がリーダーシップを取れる状況が生まれるかどうかだ。そのためには自民・公明に民主が加わる「自公民」による大連立が望まれる。

 安倍自民党が主導権を握る形で大連立を組み、明確な脱デフレ政策を打ち出せば日経平均株価は年内9800円、来年6月ごろまでには1万2000円も期待できるだろう。株価上昇とともに為替は円安が見込める。狙い目は国際競争力のある自動車株や電子部品株、それに機械株などだ。

 一方、「日本維新の会」など第3極が躍進し、政治が混迷すれば日経平均株価は9000円前後への下落もあり得る。